産地のこだわり ORIGIN

この味は、
玄界灘が育てました

暖流・寒流がぶつかり合う玄界灘。
この海は、栄養豊かな潮の流れと広い磯場を持ち、うにが豊富な海藻を食べて育つ、理想的な環境です。
玄界灘で獲れるうには、濃厚な甘みと旨み、そして雑味の少なさが特徴だと言われてきました。

栄養が濃縮される、
玄界灘の海藻環境

壱岐から対馬にかけての海域は、浅瀬と深海が複雑に入り組んだ地形をしています。
深海を流れてきた海流は、浅瀬にぶつかることで海底の栄養分を巻き上げ、
プランクトンや海藻が育ちやすい状態をつくり出します。
この環境で育つ海藻は、栄養価が高く、量も質も安定しています。
玄界灘のうには、この栄養をしっかり含んだ海藻を主な餌として育ちます。
その結果、甘みだけでなく、旨みとコクを併せ持った味わいになります。
うにの味に「奥行き」が生まれるのは、育つ段階から、しっかりとした栄養を蓄えているからです。

荒磯で育つうにほど、
味が濃くなる

玄界灘に面した壱岐の海岸線には、岩場が多く、潮の流れが直接当たる荒磯が広がっています。
この環境は、うににとって楽な場所ではありません。
常に潮や波の影響を受けながら育つことで、身は自然と鍛えられ、余分な水分をため込みにくくなります。
その結果、水っぽさのない、味の輪郭がはっきりしたうにに育ちます。
やわらかさだけを重視したうにとは違い、食べたときに、旨みがはっきり感じられる。これが、玄界灘の荒磯で育ったうにの特徴です。

旬のうにだけが持つ、
完成された味

玄界灘のうには、一年中同じ状態で獲れるわけではありません。
特に春から夏にかけては、海藻が最も豊富になり、うにが栄養をたっぷり蓄える時期です。この時期のうには、甘み・旨み・コクのバランスが最も整います。
逆に言えば、旬を外れたうには、本来の力を十分に発揮できません。
私たちは、この旬を迎えた玄界灘のうにだけを使っています。
だから、加工しても味が薄れず、うに本来の美味しさが、しっかりと残ります。

手作業で扱うから、
素材の力を損なわない

玄界灘でのうに漁は、今も海女や潜水士による手作業が中心です。荒磯に潜り、一つひとつ状態を見極めながら獲り上げる。効率は決して良くありません。ですが、この方法だからこそ、身を傷つけず、良い状態のまま扱うことができます。水揚げ後も、できるだけ早く処理を行い、素材の鮮度と味を損なわないようにします。
この時間と手間を惜しまない工程が、玄界灘のうにの美味しさを、そのまま次の工程へつなげています。
玄界灘のうには、栄養豊かな海藻で育ち、荒磯で身が鍛えられ、旬の時期に丁寧に扱われる。これらの条件が重なり合って、濃厚でありながら、雑味の少ない味になります。だからこそ、加工しても味が負けず、他の素材と合わせても、うにの存在感が残る。このうにがあるから、サザエうにの味が成り立っています。